前回までのプログラミング学習レシピに続き17回目の勉強内容です。
こんにちは。植原です。
今回はサーバOSの種類をご紹介します。
今日、サーバ用OSとして多く用いられているOSには、Linux、UNIX、Windowsの3つがあります。
Linux
「Linux」には2つの意味があります。1つは、カーネルというOSの中核ソフトウェアのことです。(詳しくはWikipedia等を参照してください)
この、カーネルにインストーラや各種ソフトウェアを付加し、誰でも使えるようにしたのがディストリビューションです。
このコラムでは、特記のない場合、ディストリビューションの総称を指します。
Linuxディストリビューションには、大きく分けて
- RedHat系
- Debian系
- Slackware系
の3系統があります。
このうち、日本国内で最も使われているものは、RedHat系です。CentOSやFedoraもRedHat系です。
基本的なコマンドは同じですが、パッケージ管理ツールやネットワーク周りのコマンド・パスが違ったりします。
UNIX
Linuxの生まれる前から、サーバ・ワークステーション用OSとしてUNIXがありました
UNIXには、
- Solaris系
- BSD系
などがあります。
MacOS XはBSDがベースになっています。そのおかげでMacOS XのターミナルでUNIXコマンドが使えるのです。昔はUNIXは非常に高価でしたが、現在ではFreeBSDなどの無償のUNIXやMacOS Xの登場により、安価に使えるようになりました。
Windows
みなさんWindowsと聞くと、Windows 8やWindows XPのようないわゆるクライアント用OSを想像されるでしょう。しかし、WindowsにはWindows Serverというサーバ向けのシリーズもあるのです。
やはりWindowsですから、GUIが非常に安定して、かつ分かりやすいものになっています。
一番古いバージョンは、Windows 95よりも古い、Windows NT Serverで、最新のバージョンはWindows Server 2012 R2です。
学校や職場のWindows PCにログインするときに、Ctrl+Alt+Delキーの組み合わせを押す環境の場合は、アカウント管理用として、ほぼWindows Serverが使われています。Windowsの共有フォルダやZドライブなどもまずそうでしょう。
今回はLinux、UNIX、Windowsの概要をそれぞれご紹介しました。今後も、このようにサーバに関連するうんちくや歴史もご紹介していきます。
お楽しみに。