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Titanium Mobile で作る iPhone アプリ (第2回)

連載Titanium Mobile で作る iPhone アプリ

iPhoneアプリ開発を経験したことのある大学生は、新卒採用決定に至る可能性が飛躍的に高まります。まずはとにかくアプリを作ることが大切です。よりスキルを磨くために、iPhoneアプリ開発に挑戦してみましょう。

前回は JavaScript を使って iPhone や Android の「ネイティブアプリケーション」を開発することができる Titanium Mobile について説明しました。ネイティブアプリケーションとは iOS や Android が提供する標準の見た目と操作性を持つアプリで、アプリのユーザにとって慣れ親しんだ使い勝手を提供することができます。

第2回目である今回は、 Titanium を使って iPhone アプリ開発を行う上で必要な道具や手順の説明と、初めてのアプリ開発を行ってみましょう。少し長い手順になりますが、1つ1つ確実にこなしていってください。

必要な道具1 : Mac

iPhone アプリを開発するには Mac の環境が必要です。残念ながら Windows 環境では iPhone アプリ開発は行えません。 Mac はデスクトップ型の

  • iMac
  • Mac mini
  • Mac Pro

とノート型の

  • MacBook Air
  • MacBook Pro

があります。初めて Mac を手にされる方には MacBook Air をオススメします。非常に軽くて薄いですし、普段使いにもピッタリです。オススメは 13inch / SSD 256GB のモデルにメモリを 8GB まで増加したカスタマイズモデルです。 MacBook Air は購入時にカスタマイズする以外メモリを増やすことができません。開発時はメモリをたくさん積んだマシンの方が快適に開発を行えます。少し値は張りますが、長く使えますのでオススメします。

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必要な道具2 : 開発者登録

Mac を手にしただけでは iPhone アプリの開発を行うことはできません。正確には開発は行えますが、お手持ちの iPhone や iPod touch にアプリを転送して、実機で開発を行えません。実機で開発を行うためには Apple に対して開発者登録を行う必要があります。開発者登録は Apple のオンラインサイトから行うことができます

開発者登録には Apple ID が必要です。既に iTunes で音楽や映画を購入したことがあったり、 iPhone や iPad で App Store からアプリをダウンロードしたことがある方は Apple ID をお持ちです。もしも全く初めて登録されるという方や、開発用のアカウントを別にしたいという方は、登録プロセスで新しい ID を作ることができます。

また、開発者登録は「年間 8,400 円」の登録費が必要です。普段は iOS シミュレータで開発を行い、実機での検証が必要になったら開発者登録を行う… というのも1つの手ですが、個人的には最初から登録しておいて、こまめに実機で動作確認を行うことをオススメします。

シミュレータと実機はやはり細かい違いがありますし、実機を使わないとカメラや加速度センサの検証ができません。それにお金を払って登録をしている以上、やらなきゃ! というモチベーションにもなりますし、何よりも、手元の実機で自分の作ったアプリが動くのを初めて見るときは感動的です!

開発者登録を行うために必要な手順の参考になるサイトはこちらです。

必要な道具3 : Xcode

Mac と開発者登録まで済ませると、いよいよ開発に必要なソフトウェアを揃える事になります。 iPhone アプリを開発するためには Apple が提供する Xcode というソフトウェアをインストールする必要があります。 Xcode は無料で提供されているソフトウェアで、 Mac OS X Snow Leopard 以降をお使いの方であれば Mac App Store からダウンロードすることができます。

スクリーンショットにあるように Mac App Store の検索ボックスに「xcode」と入力するか、殆どの場合トップ無料カテゴリにランキングしていますので、ランキング内の「Xcode」と書かれた場所をクリックしてください。

すると Xcode のページにアクセスされるので、「無料」と書かれたボタンをクリックしてください。筆者の環境では既にインストール済みのためボタンが「インストール済み」となっていますが、インストールされていない環境では青いボタンで「無料」となっているはずです。

これをクリックすると「App をインストール」という緑色のボタンになるので、これをさらにクリックしてください。するとインストールが始まるか、 Apple ID とパスワードを求められる画面が出てきます。 Apple ID とパスワードを求められたら開発者登録を行ったものを入力して先に進んでください。

インストールが完了すると、 /Applications/Xcode.app にソフトウェアが置かれます。

次に、Xcode を起動してください。Titanium 開発のために1回 Xcode を立ち上げて、開発のために必要な小さなソフトウェア群をインストールする必要があります。はじめて Xcode を立ち上げると、ダイアログが表示されると思いますが、下の図の画面が現れるまで進めてください。

Xcode を立ち上げたら、 Finder バーの Xcode → Preferences から Downloads → Components と進み、表示されている項目を全てインストールしてください。

インストールが終了すれば、 Xcode の設定は全て終了です。

必要な道具4 : Titanium Studio

Objective-C を使って iPhone アプリ開発を行うには Xcode まであれば開発を始めることができます。しかし、 Titanium を使ってアプリ開発を行うには、もう1つ、 Titanium Studio が必要です。 Titanium Studio は Appcelerator Inc. が提供する開発用のソフトウェアで、 Studio 1つでコーディングからシミュレータを使った動作確認、実機への転送までこなすことが可能です。

Titanium Studio をダウンロードする前に、1つ手順が必要です。それは、 Titanium Studio を提供する Appcelerator Inc. への開発者登録です。この開発者登録は Apple への登録とは異なり、無料で、期間もありません。登録は Appcelerator Inc. のサイトから行います

First name には名前を、 Last name には名字を、メールアドレスとパスワードは適宜入力してください。 Apple ID 登録で使ったパスワードとは異なるものにしておくと、万が一に備えられます。 Sign Up を行うと Appcelerator Inc. のサイトから Titanium Studio をダウンロードできるようになります

登録したメールアドレスとパスワードを入力すると個人用のポータル画面が現れます。

「Download Titanium Studio」と書かれた場所から「Mac」と書かれた場所をクリックしてください。 Titanium Studio のダウンロードが始まります。ダウンロードフォルダに Titanium_Studio.dmg ファイルが置かれるので、ダウンロード終了後ダブルクリックで起動してください。

Titanium_Studio.dmg を立ち上げると、 Finder に図のような画面が現れます。

Titanium Studio と書かれているフォルダのアイコンを、右下の Applications と書かれているフォルダのアイコンの上までドラッグアンドドロップしてください。すると、 Titanium Studio のインストールが始まります。

Titanium Studio のインストールが終われば必要な道具は全て揃いました。お疲れ様です。早速、はじめての Titanium Studio アプリ開発を行っていきましょう!

Titanium Studio を立ち上げる

Titanium Studio は /Applications/Titanium Stidio/TitaniumStudio.app に置かれていますので、これを起動します。はじめて起動すると下図のような画面が出てくると思います。

先ほど作った Appcalerator のアカウントを使いますので、一番の上の「I already have an account with Appcelerator」にチェックを入れて、 Next ボタンを押してください。次の画面で先に登録したメールアドレスとパスワードを入力する画面になるので、入力して Login ボタンを押してください。

おめでとうございます。 Titanium Studio が起動しました。これで Titanium アプリ開発を進めていくことができます。もしも途中で「Workspace Launcher」が立ち上がった場合は、特にプロジェクトの場所を変更したいという希望が無ければそのまま OK を押してください。

はじめての Titanium Studio プロジェクト

起動した Titanium Studio から開発プロジェクトを作っていきます。 Titanium Studio はアプリ1つを「プロジェクト」という単位で区切っていきます。例えば a というアプリを作るときは a プロジェクトを作る必要がありますし、 b というアプリを作るときは b プロジェクトです。

Titanium Studio の左側に表示されている「Create Project」ボタンを押すと Select a wizard という画面が開きますので、ここから「Titanium Mobile Project」を選択して「Next」を押してください。

次に、 New Titanium Mobile Project という画面になりますので、今回は一番上の Default Project を選択して Next を押してください。

アプリの情報を入力する場面になりますので、下図のように入力してください。

入力する情報は以下の通りです。

  • Project name : プロジェクト名ですが、この名前がそのままアプリの名前になります。ただし、プロジェクト名の中に「Titanium」の文字を入れてはいけません。また、日本語文字など、英数字以外の名前も避けるべきです。日本語のアプリ名にしたい場合の設定は今後説明します。
  • App Id : アプリの ID です。他のプロジェクトで使っていない名前にする必要があります。一般的にはドメイン名の逆順にプロジェクト名を付加したものになりますが、一意な名前であれば何でも構いません。
  • Company/Personal URL : 自分のブログなどあれば、その URL を入れましょう。
  • Deployment Targets : 対象となるデバイスの設定です。今回は iPhone アプリを作るので、 iPhone だけにチェックを入れています。
  • Cloud Settings : Appcelerator Cloud Service を使う場合の設定ですが、今回は使いませんので、チェックを外してください。

入力が終わったら「Finish」ボタンを押してください。プロジェクトが作られます。

下図のような画面になれば無事にプロジェクトが作られました。早速シミュレータでデフォルトアプリを起動してみましょう。

図のアイコンをクリックして、項目の中から iPhone Simulator を選択してください。 Titanium アプリがビルドされ、 iPhone Simulator で確認することができます。

ビルドが始まると図のように画面下にビルドの情報や、シミュレータで確認中の情報が表示されます。ビルドに成功すると iPhone Simulator が立ち上がり、ここで行った操作などの情報を Titanium Studio に流し込んで表示させることもできます。

今回はここまでです! 次回は今回作ったプロジェクトを元に、アプリケーションを開発していきます。iPhoneアプリ開発にはMacが必要ですので、ご注意を。

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筆者 : Ryutaro Miyashita (http://imthinker.net/)
Titanium Mobile 歴は1年半。 imthinker.net という Titanium に関する情報を提供するブログメディアを運営しており、 Appcelerator Inc. の認定資格である Titanium Certified App Developer と Titanium Certified Mobile Developer を持つ。

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