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ゼロから始めるMacintosh開発環境構築(OS X Mavericks編)ーこれからプログラミングを始める人のためにー(2)

連載ゼロから始めるMacintosh開発環境構築(OS X Mavericks編)

プログラミング初心者からでも始められる、Macintoshの開発環境構築についての解説記事です。Xcodeの設定やUNIXのコマンド解説など、初心者が一通り覚えておくべき内容です。

前回までのプログラミング学習コラムに続き2回目の勉強内容です。

第2回 「開発に欠かせないツール」

前回はMacitnoshでプログラミングを始めるための準備について、どんなMacを入手するかにまでさかのぼって説明しました。そのあとターミナルからコマンドも打ち込んでみました。みなさん、コマンドの練習はしましたか? たくさんあるので少しずつ覚えていきましょう。

Macを使い始めたらとりあえずは覚えたい12のUNIXコマンド

さて今回は、プログラマに欠かせない道具となるテキストエディタとパッケージ管理システムを導入していきます。

■ プログラマの右腕、テキストエディタ

プログラム言語にはたくさんの種類がありますが、WebプログラミングではPHP、Perl、Python、Ruby、JavaScriptなどが多く使われているようです。各言語に特化した統合開発環境もありますが、現時点でまだ言語を絞り込んでいない方は、とりあえず汎用テキストエディタをインストールしましょう。テキストエディタがあればプログラミングだけでなく、サーバ設定ファイルの修正なども楽になります。

数あるテキストエディタの中で最近急激に支持を集めているのが、Sublime Textです。パッケージコントロールというツールで様々なプラグインをインストールすることによって、いろんな開発スタイルをサポートしてくれます。Sublime Textの魅力と言えばやはりこの膨大な数のプラグインでしょう。お好みにカスタマイズしていきましょう。

まずWebブラウザから公式サイトに行ってSublime Text本体をダウンロードしてきます。

Sublime Text 公式サイト

おっと、「Download for OS X」ボタンにカーソルを当てると、「Sublime Text 3 Beta」というリンクが出てきます(2013年11月現在)。Sublime Text公式の最新バージョンはVersion 2.0.2(2013年11月現在)なのですが、ベータ版のSublime Text 3も魅力ですねえ。やはり開発者ならベータ版に果敢に挑戦しましょう。ベータ版の不具合を発見したら、それこそSublime Textの開発者にフィードバックを送ってあげられたら素敵ですよね。すぐには無理でもいずれはこの業界に恩返しするつもりで頑張りましょう。

Sublime Text 3 ダウンロード

このページの「OS X」のリンクをクリックすればダウンロードが始まります。ダウンロードが完了したらそのファイルを開きます。するとデスクトップにディスクイメージファイルが現れるので、それを開きます。

ディスクイメージファイルがマウントされる

図. ディスクイメージファイルがマウントされる。

ディスクイメージファイルを開くと「Sublime Text.app」ファイルがあるので、それを左のApplicationsフォルダのエイリアスフォルダの中にドラッグします。これでアプリケーションフォルダへコピーされ、インストール完了です。簡単ですね。

ディスクイメージファイルを開いたところ

図. ディスクイメージファイルを開いたところ。appアイコンをエイリアスフォルダにドラッグすればインストール完了。

Sublime Textを起動すると「“Sublime Text.app”は、アプリケーションで、インターネットからダウンロードされました。開いてもよろしいですか?」というメッセージが出る場合があります。ダウンロードしたWebサイトが信用できるなら、「開く」を選択します。

Sublime Textを初めて起動したところ

図. Sublime Textを初めて起動したところ。

起動した画面をよく見ると右上に「UNREGISTERD」と出ています。Sublime Textはシェアウェアです。試用期間は無料ですが、気に入ったら購入しましょう。

Sumlime Text購入ページ

次にプラグインをひとつだけインストールしましょう。「Package Control」プラグインです。これをインストールすれば、その後のインストール作業がグッと楽になります。「View」メニュー→「Show Console」で画面下部にコンソール画面が出てきたら以下のコマンドを入力します(Sublime Text 3の場合)。コピー&ペーストで入力しましょう。

import urllib.request,os; pf = 'Package Control.sublime-package'; ipp = sublime.installed_packages_path(); urllib.request.install_opener( urllib.request.build_opener( urllib.request.ProxyHandler()) ); open(os.path.join(ipp, pf), 'wb').write(urllib.request.urlopen( 'http://sublime.wbond.net/' + pf.replace(' ','%20')).read())

プラグインのインストール画面。画面下部のコンソール部にコマンドを入力する。

図. プラグインのインストール画面。画面下部のコンソール部にコマンドを入力する。

なお、上図のコマンドはSublime Text 3の場合です。Sublime Text 2の場合は公式サイトを参考にして別のコマンドを入力しましょう。

Sublime Text公式サイト Package Controlインストール用コマンド

「SUBLIME TEXT 2」タブを選んでコマンドをコピー&ペーストすればO.K.です。

Package Controlのインストールが完了したら、「command」+「shift」+「P」キーでコマンドパレットを開いてみましょう。コマンド一覧が出てきます。上部の入力欄に「pack」くらいまで入力するとPackage Control関連のコマンド群が表示されます。ここで「Package Control: Install Package」を選択します。

コマンドパレット画面。Package Controlコマンド群から「Install Package」を選択する。

図. コマンドパレット画面。Package Controlコマンド群から「Install Package」を選択する。

するとインストール可能なプラグインがドドッと出てきます。今後のプラグインインストールはこの画面から行いましょう。各言語用のプラグインもたくさんありますね。あとからプラグインを削除するのも「Package Control: Remove Package」で簡単ですから色々と試してみましょう。

Package Controlでのプラグインインストール画面

図. Package Controlでのプラグインインストール画面。膨大な数のプラグインがダウンロード可能。

これでテキストエディタの準備が整いました。お好みの言語の習得に突き進みましょう。アドバイスとしては、まずひとつの言語を徹底して習得し、自信がついたらその後はいろんな言語に触れると良いと思います。言語の違いを理解することが、プログラマとしてのスキルアップにつながるからです。

■ インストールは楽をしよう

開発に必要なサーバ環境やデータベース環境を用意するには、それに対応したアプリケーションパッケージをインストールしなければなりません。しかしネットで調べてみるとインストールそのものが結構大変そうで単体インストールの時はみんな苦労しているようです。

そこでパッケージ管理システムの出番です。さまざまなアプリケーションを共通のコマンドでインストールでき、各パッケージを一元管理してくれます。

OS Xでパッケージ管理システムと言えば、「Homebrew」と「MacPorts」が代表格です。ここでは初心者にやさしいHomebrewをインストールしてみましょう。

Homebrew自体のインストールは一行のコマンドで済みます。前回ターミナルアプリでのコマンド入力を体験済みなので大丈夫ですね。ターミナルを起動して、

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/go/install)"

と入力します。このコマンドはバージョンによって変わる可能性もあるので、念のため公式サイトを確認しておいてください。トップページにインストールコマンドがあります。

Homebrew公式サイト

インストールが完了したら、念のためHomebrew自身のアップデートをかけて最新状態にしておきます。ターミナル画面で、

$ brew update

と入力するとアップデートされます。そしてHomebrewの状態を以下のコマンドで診断します。

$brew doctor

するとしばらくして診断結果が出ます。

何も問題がなければ「Your system is ready to brew.」というメッセージが出るのですが、ここでエラーメッセージが出た場合には何らかの対応が必要となります。ところが環境はユーザによって千差万別です。いろいろなエラーメッセージが出る可能性があるので、初心者にとってはひとつの難関となるかも知れません。でもめげずにメッセージをよく読んでみましょう。英語とは言えわかりやすいメッセージであることが多いです。頑張りましょう。

例えばしばらくアップデートをしないでbrew doctorを実行すると、

Warning: Your Homebrew is outdated.
You haven’t updated for at least 24 hours, this is a long time in brewland!
To update Homebrew, run `brew update`.

というメッセージが出ます。よく読めば要するに「brew updateをしてね」ということです。「24時間もアップデートしないなんて、brewランドじゃ付いていけいないぜ!」なんてあおられているような気がします(笑)。アップデートしてからbrew doctorをすればエラーがなくなるかもしれません。

それから筆者の場合、

Warning: A newer Command Line Tools release is available
Update them from Software Update in the App Store.

というメッセージが出てしまい、「うーん、Command Line Toolsは最新なんだけどなあ」と困っていたのですが、ググってみたところ、xcode-selectコマンドでXcodeのインストール先を指定し直せば良さそうとわかり、

(参考URL: https://github.com/mxcl/homebrew/issues/24014

$ sudo xcode-select --switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
(ログインパスワードを入力)

とやったところエラーが消えました。どうやら新旧バージョンのXcodeを複数インストールしていたのが原因らしかったです。でも断定はできません。エラーの対応はなかなか大変です。

でもなんとかエラーが消えればこっちのものです。これからは新しいパッケージをどんどんインストールしていけます。

■ Gitをインストール!

はじめてHomebrewからインストールするパッケージは、ズバリ「Git」です。Gitは今やプログラマにとっては常識となったバージョン管理システムです。Git自体の説明はとりあえず置いておいて、Homebrewでの最初のインストールはこのGitでやってみましょう。

ところでHomebrewのアップデートは、実はGitの仕組みを使っています。XcodeにははじめからGitが付属していて、今まではそのバージョンのGitを使っていましたが、Homebrewで改めてGitをインストールすれば最新のバージョンになります。さっそくHomebrewでGitをインストールしてみましょう。

$ brew install git

しばらくするといろいろなメッセージが出て、最終的にこんなふうになります。

Gitインストール時のターミナル画面

図. Gitインストール時のターミナル画面。

あれっ? アイコンがビールだ! よく見るとディレクトリ名に「Cellar」、ってワインやビールなどの貯蔵庫・・・、よく考えてみると「Homebrew」って自家醸造のビール!

そういうことだったのですね。さっきのエラーメッセージといい、なんだか楽しいですね。ちなみに公式サイトのトップページ、タイトルバーを見てみると・・・

さあ、とりあえずGitはインストールできましたが、ここでもう一度brew doctorをやってみると、エラーが出てしまいます。

Warning: /usr/bin occurs before /usr/local/bin
This means that system-provided programs will be used instead of those
provided by Homebrew. The following tools exist at both paths:

git
git-cvsserver
git-receive-pack
git-shell
git-upload-archive
git-upload-pack

Consider setting your PATH so that /usr/local/bin
occurs before /usr/bin. Here is a one-liner:
echo export PATH=’/usr/local/bin:$PATH’ >> ~/.bash_profile

慌てずに落ち着いて読むと、最後にコマンドが書いてあります。素直にそのまま入力しましょう。

$ echo export PATH='/usr/local/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile

さらにこのコマンドの効果を生かすために次のコマンドを入力します。

$ source .bash_profile

もう一度brew doctorを実行します。

$ brew doctor

これでエラーがなくなりましたね! Homebrewと友達になれたような気がしませんか?
というか、ビールが飲みたくなりませんか(笑)?

次回はいよいよMySQL(データベース)やRuby on Rails(フレームワーク)のインストールに挑戦します。お楽しみに。

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