前回までのプログラミング学習コラムに続き12回目の勉強内容です。
こんにちは、植原です。
前回は、CentOSにWebサーバのApacheをインストールし、Firefoxで通信確認する方法をご紹介しました。
今回はSSHという技術があるということと、主要なWindows用クライアントのご紹介をします。
ノートPCの狭い画面では、WindowsのIE等のウインドウと仮想マシンのウインドウを同時に開くと、非常に見づらいですよね。
別のPCをコマンドで操作する技術として、TelnetとSSH(Secure Shell)があります。Telnetは平文で通信をするのに対し、SSHはパスワード等の認証を含む全てのネットワーク上の通信が暗号化されるため、リモート通信技術としてはセキュアで一般的です。インフラエンジニアはもちろんのこと、開発エンジニア・プログラマも知っていなければならない技術です。
LinuxやMacには、標準でSSHクライアント機能が備わっていますが、Windowsは標準では使えません。
そのため、SSHクライアントをWeb上からダウンロードする必要があります。
下記の3つが特に有名です。
ここ最近で最も人気のあるクライアント。メニューが完全に日本語化されており、ルータをはじめとするネットワーク機器へのシリアル接続が容易。
Tera Termと人気を2分するクライアント。複数設定の保存や公開鍵接続が容易。
Cygwinは、Windows上で動作するUNIXライクな環境。Windows上でUNIXのようなシェルが使える。これにオプションのOpenSSHをインストールすることで、UNIX系OSとほぼ同じ感覚でSSH接続が可能。ファイルをやフォルダをサーバ上にアップするときにSCPコマンドが便利。
ただ単純にLinuxにリモートシェル接続するだけであれば、Tera Termで十分だとは思いますが、いろいろと試してみて、自分の使いやすいと思ったものを使うのが良いでしょう。
Tera Termはこちらから最新版をダウンロードし、展開、またはインストールします。
次回は、Tera Term(インストーラ版)のインストールと、基本的な使い方をご紹介する予定です。お楽しみに。