前回までのプログラミング学習コラムに続き7回目の勉強内容です。
こんにちは、植原です。前回は、VirtualBoxに仮想マシンを作成する方法と、Linux(CentOS)のISOイメージをダウンロードする方法をご紹介しました。
今回は、ダウンロードしたISOイメージを使用して、仮想マシンにCentOSをGUIでインストールを作成する方法をご紹介します。
1.VirtualBoxを起動します。
2.「設定(S)」をクリックします。
4.「ストレージツリー(S)」欄の「コントローラー: IDE」の「空」となっているところをクリックし、右側の「属性」欄の右端のCDのアイコンをクリックします。
5.「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」を選択します。
6.前回ダウンロードしたISOイメージファイルを選択し、開きます。
7.ISOイメージが読み込まれたことを確認し、「OK」をクリックします。
これで、CentOSインストールの準備が完了しました。
※雑誌の付録等のインストールDVDを利用することもできます
8.「起動(T)」をクリックし、仮想マシンを起動させます。
9.仮想マシンの画面の中をクリックします。「次回からこのメッセージを表示しない」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
10.一定時間が経過すると自動的にインストールが開始されますが、ここではそれを待たずに「Install or upgrade an exsisting system」を選択して、インストールを開始させます。
11.ディスクチェックをするかどうか尋ねられますが、今回は「→」キーを押して「Skip」を選択し、Enterキーを押してスキップします。
12.「Next」をクリックします。
13.Japanese(日本語)を選択し、「Next」をクリックします。英語の勉強がしたい、という方は英語のままで良いでしょう。
14.「日本語」を選択し、「次(N)」をクリックします。USキーボードを使っている場合は、「英語(アメリカ合衆国)」を選択します。
15.そのまま「次(N)」をクリックします。
16.仮想HDDイメージには何も入っていませんので、「はい。含まれていません。どのようなデータであっても破棄してください。(Y)」をクリックします。
17.「ネットワークの設定(C)」をクリックします。
18.「System eth0」を選択し、「編集…」をクリックします。
19.「自動接続する(A)にチェックを入れ、「適用…」をクリックします。
20.「閉じる(C)」をクリックして閉じます。
21.「アジア/東京」が選択されていることを確認し、「システムクロックでUTCを使用(S)のチェックを外し、「次へ(N)をクリックします。
※UTCとは、世界標準時のことです。これをオンにすることによって不具合が起こる場合もあるので、オフにすることをお勧めします。
22.rootユーザのパスワードを設定し、次(N)」をクリックします。
※rootユーザとは、NT系WindowsでいうところのAdministratorユーザに該当し、そのシステムに関するありとあらゆる操作をすることが出来る、管理者ユーザです。通常は制限のある、一般ユーザを使用します。
23.「既存のLinuxシステムを入れ替える」が選択されていることを確認し、「次(N)」をクリックします。
24.「変更をディスクに書き込む(W)」をクリックします。
25.「Minimal Desktop」を選択し、「次(N)」をクリックします。ここで「次(N)」をクリックするとインストール(システムファイルのコピー)が始まります。
※HDD容量のためにも、セキュリティのためにも、不要なパッケージは極力インストールしないようにします。
26.インストールが完了すると、以下の画面が現れます。「再起動(T)」をクリックして仮想マシンを再起動します。
27.再起動すると、「ようこそ」が表示されるので、「進む(F)」をクリック。
28.「はい、ライセンス同意書に同意します(Y)にチェックがついていることを確認し、「進む(F)」をクリック。
29.一般ユーザのユーザ名とパスワード(何でもよい)を入力し、「進む(F)」をクリック。
30.そのまま「進む(F)」をクリック。
※ここで「ネットワーク上で日付と時刻を同期化します(Y)にチェックをつけてNTPサーバを指定すると、インターネットやLAN内のNTPサーバから情報を取得し、自動で日時を修正することができます。
31.Kdumpを使うにはメモリが足りない、という旨のメッセージが出ますが、そのまま「OK」をクリックします。
32.そのまま「終了」をクリックして再起動します。
※Kdumpを有効にすると、万が一カーネルパニックが発生した際にダンプを採取する機能ですが、通常はオフで良いでしょう。
33.再起動し、CentOSのログイン画面が出ればインストール成功です。
次回以降は、CentOSをサーバとして使えるように設定していきます。お楽しみに。